ワインとチョコレートのマリアージュを楽しんでみませんか?
ワインと相性の良いチョコは高級チョコだけではありません。
スーパーやコンビニで買える安いのに美味しい、
コストパフォーマンスの高いチョコとワインを組み合わせる事で、
どんなマリアージュを楽しめるのか気になる方も多いはず。
2015年には日本でのワインの消費量が、
過去最高の増加量を記録しました。
1998年のワインブーム以来、
第7次ワインブームと呼ばれる程、
ワイン消費量の増加を記録している現状を見れば、
ワインを飲む消費者の舌はこれから更に、
肥えて行くでしょう。
コスパの高いワインが製造される事で、
安いワインから高級ワインへと、
段階を踏んで楽しめる様になっているのは、
ワイン好きにとって嬉しい現象ですね。
わざわざ高いワインと高級チョコを、
買わなくてもワインと合うチョコレートは、
沢山あります!
今回はワインと合うチョコレート19種類を紹介!
ミルクチョコやビターチョコと合うワインも紹介。
ワインと合うチョコレート
ミルクチョコレートと合うワイン
まずはミルクチョコに合うワインです。
市販のチョコの中でも、
おそらく一番人気が高く口にされる事も、
多いチョコがミルクチョコでしょう。
甘みが強く厚みのある味と、
苦味が穏やかに感じられるミルクチョコは、
酒精強化ワインとの相性が良好です。
具体的にはシェリーやバニュルスと言った、
酒精強化ワインとミルクチョコは、
相性がピッタリ!!
まずはミルクチョコに合うシェリーを、
紹介して行きましょう。
ミルクチョコレート×シェリー
ミルクチョコと相性の良いシェリー、
マスカットから作られた甘口シェリー。
モスカテル デ・チピオナは、
辛口が定番とされるシェリーの中でも、
珍しい甘口のシェリー。
甘露飴の香りとも評されたり、
紅茶と甘いマスカットの香りも感じられる、
エレガントなシェリーです。
マスカット種から作られた甘口シェリーなので、
ミルクチョコと一緒に味わえば、
チョコに芳醇な酸味を加えてくれます。
バレンタインにミルクチョコと、
シェリーを一緒に楽しむなら、
ボトル1本が空になるまで、
色んな種類のミルクチョコとの、
マリアージュが楽しめそうですね。
ミルクチョコレート(ドゥバイヨル)×バニュルス
シェリーはスペイン産酒精強化ワインですが、
これから紹介するバニュルスは、
フランス産酒精強化ワインとして有名です。
南仏産甘口ワインとして知られるバニュルスと、
甘口なミルクチョコとの甘々な組み合わせは、
結構評判が良い組み合わせで知れ渡っています。
そして意外にもバニュルスと、
チョコは相性が良いと言う事も、
ワイン通の間では知られています。
ミルクチョコとはもちろん、
ビターチョコやフランス発祥のチョコ、
ドゥバイヨルのチョコとも好相性!
バニュルスとミルクチョコを組み合わせば、
文字通りチョコとワインの完璧な、
マリアージュを楽しめます。
ミルクチョコレート(コートドール)×
コノスル カベルネソーヴィニヨン ヴァラエタル
【そんな訳で今宵はスナック一人】ベルギーチョコ、コートドール。ヘーゼルナッツが散りばめられてるミルクチョコ。これにはチリワイン、コノスル♪さーて、アラスカの温泉入ってオーロラ観よーっと( ´ ▽ ` )ノ BS日テレ・世界温泉遺産 pic.twitter.com/plt8Z9QJ0e
— 宮川酒店(宮酒ワインバー) (@miyagawasaketen) 2013年3月14日
ベルギーのチョコブランド、
コートドールのシリーズ タブレット・ミルクと合うのは、
コストパフォーマンスの高さで高評価を得ている、
赤ワインコノスル カベルネソーヴィニヨン ヴァラエタルです。
低価格なのに樽が効いた、
ヘヴィな口当たりが人気な、
コノスルの赤ワイン。
日常に飲むワインとして常飲したいと言う、
ワイン好きの声も上がってるので、
コートドールのタブレットミルクと、
組み合わせて食後のデザートを満喫するのも、
楽しいですね。
オランジェットと合うワイン
オレンジピールにチョコがコーティングされ、
柑橘系のフレーバーが個性的な印象を、
表現するオランジェット。
そんなオランジェットと相性が良い、
ワインは白ワインです。
スッキリと爽やかな甘みを感じる白ワインは、
後味も良くオランジェットの味を、
壊す事なく引き立ててくれるでしょう。
オランジェット×マリー・ルイズ・パリゾシャブリ
2日遅れのバレンタインデーはレオニダスのオランジェット。白ワインが合う。 pic.twitter.com/DjEOKmK6lE
— カザラ(kazara) (@KazaraZero) 2015年2月16日
チョコは好きでもオランジェットを始めとする、
果実系チョコの人気はビターチョコや、
プラリネ入りのチョコに比べると少し劣り気味です。
カカオの風味を存分にチョコから感じたい、
そんな方からすればオランジェットより、
カカオ純度の高いチョコを選ぶのは当然ですよね。
ただ、ベルギー発祥の伝統ブランド、
レオニダスのオランジェットは、
日頃オランジェットを避けがちな、
チョコ好きの方にもおすすめです。
そんな柑橘系の爽やかさとビターなチョコが、
上手くマッチングしたオランジェットには、
白ワインがおすすめです。
ブルゴーニュ産白ワイン、
キレの良い味と豊かな果実味が、
見事に調和しているので、
オランジェットのような個性の強い、
チョコとも相性良くマリアージュが、
楽しめるワインです。
オランジェット×アレアティコ
オランジェットはベースになっている、
オレンジピールは砂糖漬けされた状態で、
チョコがコーティングされます。
既に砂糖漬けされて甘々になった、
オレンジピールをチョコでコーティングし、
オレンジピールへと完成させていくのが、
オランジェットが作られるプロセスですね。
ビターチョコでコーティングされた、
オランジェットの方がワインとの相性は、
甘いチョコでコーティングされたオランジェットより、
良いと言えるでしょう。
ただ、
アレアティコのような甘口のデザートワインとも、
オランジェットの相性はバッチリです。
何故ならアレアティコには薔薇の香り成分、
ゲラニオールが豊富に含まれているので、
オランジェットの様な柑橘系の繊細さを、
持ち合わせているチョコとの相性が、
バッチリなんです。
写真の様にラ・メゾン・デュ・ショコラの、
オランジェットとアレアティコを、
組み合わせば確かなマリアージュが、
楽しめるでしょう。
オランジェット×高畠 嘉スパークリング オレンジマスカット
オランジェットは、
スパークリングワインとの相性もバッチリです!
高畠ワインからリリースされている、
さっぱりとした泡の発泡感が特徴的で、
オランジェットの甘さと絶妙にマッチします。
ぶどうオレンジマスカット種を原料にした、
嘉スパークリング オレンジマスカットは、
オランジェットと爽やかなマリアージュが楽しめます。
甘口のスパークリングワインと、
オランジェットの組み合わせは、
バニュルスやポートワインとは違う、
新しい発見が見つかる組み合わせですね。
ナッツ系チョコと合うワイン
ピーナッツが入ったナッツチョコ以外にも、
カシューナッツやマカダミアンナッツなど、
個性の強いナッツを含んでいても、
ワインと相性が良いナッツチョコはたくさんあります。
ナッツの味や特徴と合うワインは、
どんな種類のワインなのかを紹介しましょう。
ナッツ系チョコ×デルガド スレタ モンテアグリード
アーモンドやカシューナッツの、
ナッツ系チョコにおすすめなワインは、
甘口なシェリー酒なので、
本来はナッツ系チョコではなく、
ナッツ単体との相性が良いと言われています。
ビターなナッツ系チョコより、
ミルクチョコでコーティングされた、
ナッツ系チョコとの相性が良いでしょう。
ナッツ系チョコ×フィンカ・ラ・エスコンディダ・マルベック
セブンイレブンで手軽に買える、
コンビニワインの代表格として、
高評価を得ているワイン、
ズッシリと重い甘さが味わえる、
カシューナッツが詰まった、
ナッツ系チョコと相性が良い白ワインです。
フィンカ・ラ・エスコンディダ・マルベックは、
シャルドネで作られたアルゼンチン産の、
白ワインでタンニンも控えめな、
さっぱりとした飲み口が特徴です。
酸味も少ない爽やかな風味の白ワインなので、
グアムやハワイ産ナッツ系チョコと、
合わせやすいワインですね。
ビターチョコと合うワイン
ビターチョコこそワインと最も相性良く、
マリアージュが楽しめるチョコではないでしょうか?
ココアパウダーや乳成分など、
加工された要素が少なく、
カカオの風味をしっかりと味わえる、
ビターチョコはタンニンが多く含まれた、
ヘヴィーな赤ワインや辛口な赤ワインと、
しっかりとマッチします。
チョコとワインのタンニンを、
楽しみたい時はビターチョコと、
重厚な赤ワインの組み合わせが、
おすすめですね。
ビターチョコ×パライソシラー
タンニンも豊富で重厚且つ、
上品でまろやかな味が楽しめる、
カリフォルニアワイン パライソシラー(写真 左から2番目)は、
カカオたっぷりなビターチョコとの相性がバッチリです。
ビターチョコでコーティングされた、
果実系チョコとも相性バッチリですし、
貴腐ワイン入りチョコレート、
パライソシラーの組み合わせも、
注目されています。
ボルドーワインとビターチョコは、
糖分の配合が似ているため、
相性が良いと言う意見もありますが、
ヘヴィなシラーワインとビターチョコも、
同じ様にチョコとワインを相性良く、
楽しめる組み合わせとなるでしょう。
ビターチョコ(テリーヌ・ドゥ・ショコラ)×
ジンファンデル・ドライクリーク・ヴァレー(赤)
フランスはカカオバリー社の、
クーベルチュールを用いて作られた、
合わせて食べるのがおすすめです。
クーベルチュール以外にも、
6種類のスパイスをブレンドして、
作られたテリーヌ・ドゥ・ショコラは、
ビターな味わいのチョコであるのはもちろん、
芳醇なアロマも楽しめるチョコです。
そんな複雑な味わいと香りを持つ、
テリーヌ・ドゥ・ショコラ同様、
ジンファンデル・ドライ・クリーク・ヴァレーも、
骨格のしっかりした飲み口と果実味や、
冷涼感を感じる上品なワインです。
テリーヌ・ドゥ・ショコラも、
上品でおしゃれなチョコなので、
ジンファンデル・ドライ・クリーク・ヴァレーと、
組み合わせれば、
至高のマリアージュが楽しめそうですね。
生チョコと合うワイン
ミルクチョコより甘く上品で、
高級感を宿している生チョコ。
ミルクチョコ同様様々な種類のある、
チョコの中でも極めて甘い部類のチョコが、
生チョコです。
ただ、生チョコの甘さを形成しているのは、
洋酒や生クリームを含んだガナッシュの影響が、
大きいためアルコールを若干含んだ生チョコも、
存在しています。
洋酒を含んだガナッシュ入りの生チョコとなれば、
ワインとの相性の良さは必然的に高まりますね!
生チョコ(宇治抹茶生チョコレート)×スパークリングワイン
生チョコとスパークリングワインは相性が良く、
口の中で広がる生チョコの甘味を、
スパークリングの清涼感で、
覆い尽くすハーモニーが味わえます。
特にシルスマリアと辻利兵衛本店が、
コラボした宇治抹茶生チョコレートと、
辛口なスパークリングワインは相性バツグン!
外側は香りの強い抹茶と内側は、
苦味の強い抹茶で作られた生チョコなので、
抹茶のカテキンが活躍する抹茶生チョコと、
タンニンの控えめな、
スパークリングワインとのマリアージュは、
他とは別格と言えるでしょう。
生チョコ(ブランデーガナッシュ)×ディーキン エステート シラーズ(赤)
ラストワイン7杯目。
いちばん重めのシラーと併せて、生チョコレート締め。
ここの生チョコはブランデー入りでずっしり美味しい。赤ワインと合わせると、赤ワインの甘みが抑えられることで、さらにパワフルなワインに変わりました!
こういうワザもあるんですね! pic.twitter.com/6FF77I3UFA
— ハルカ (@mharuka1) 2017年10月7日
ブランデーガナッシュが含まれた、
生チョコと相性の良いワインは、
ディーキン エステート シラーズの赤がおすすめです。
ディーキンエステートシラーズは、
ミディアムボディのオーストラリアワインですが、
ドライな口当たりが特徴的です。
タンニンが控えめなので、
ビターな生チョコよりも甘みが多い、
生チョコとの相性が良いと言えるでしょう。
ホワイトチョコと合うワイン
チョコやワインが好きな方の中でも、
ホワイトチョコが嫌い、苦手と言う方は、
かなり多いでしょう。
ホワイトチョコはチョコの原料である、
カカオマスが一切使用されておらず、
ココアバター、砂糖、ミルクを、
主原料として作られています。
カカオマスが一切使用されていない、
ホワイトチョコはチョコレートじゃないなって、
普通は思いがちですよね。
ただ、公正取引委員会がホワイトチョコを、
チョコレートと認定しているため、
カカオマスが使用されているミルクチョコや、
ビターチョコなどと同じ扱いです。
カカオマスが使用されていないホワイトチョコが、
ワインと相性良く味わう事ができるのか?
ホワイトチョコと合うワインは、
存在するのか?気になりますよね。
ホワイトチョコ×ピーターレーマン 貴腐セミヨン
苦みを全く感じないホワイトチョコは、
甘口ワインとの相性がとても良いです。
なぜならホワイトチョコには、
カカオが含まれていないので、
酸っぱさや渋みの元である、
タンニンが含まれていない白ワインが、
ホワイトチョコと良く合うと言われています。
ホワイトチョコを好んで食べるなら、
ピーターレーマン 貴腐セミヨンを、
一緒に飲んでみるのがおすすめですね。
ピーターレーマン 貴腐セミヨンは、
貴腐ブドウで作られた白ワインであり、
甘口なデザートワインとして有名です。
貴腐ブドウは付着したカビ菌の影響により、
内部の水分が蒸発し糖度が高まり、
芳醇な香りを放ち貴腐ワインへと生成されます。
さっぱりと甘く芳醇な貴腐セミヨンと、
濃厚でミルキーなホワイトチョコ、
甘さの種類は正反対ですが、
素晴らしいマリアージュが楽しめるでしょう。
ホワイトチョコ(カレ・ド・ショコラ マダガスカルホワイト)×
サンタ ヘレナ アルパカスパークリング ブリュット
にこ誕ということで,お菓子とお酒を.
スパークリングワインにホワイトチョコこのワインの銘柄がアルパカって言うのが唯一のポイント… pic.twitter.com/ElLnpdzpoH
— hiro_konken@12.24本厚木 (@hiro_konken) 2017年7月22日
森永から発売されているホワイトチョコ、
カレ・ド・ショコラマダガスカルホワイトと、
甘口なスパークリングワインで知られる、
サンタ ヘレナ アルパカ スパークリング ブリュットの組み合わせ。
スパークリングワインの発泡感が、
ホワイトチョコの濃厚な甘さと、
絶妙にマッチしています。
白のスパークリングワインであれば、
ホワイトチョコと相性が良いでしょう。
あとがき×ワインと合うチョコレート19種類
いかがでしたか?
ワインと合うチョコレートを、
もっと探すなら知っておきたいコツがあります。
【1】酸味の強い白ワインとホワイトチョコレート(酸味も糖分も強い組み合わせ)
【2】ボールドな赤ワインとダークチョコレート(糖分の割合が似た組み合わせ)
ワインとチョコレートは、
どちらもポリフェノールが含まれています。
ワインにはタンニン、
チョコレートにはカカオと、
酸味や苦みを形成するポリフェノール。
ワインやチョコの味によっては、
タンニンが少ないワインやカカオが、
控えめなチョコなど様々です。
ワインとチョコを合わせて食べるなら、
タンニンやカカオの含有量に注意して、
選べば失敗することも少ないでしょう。
今回はワインと合うチョコレート19種類を紹介!
ミルクチョコやビターチョコと合うワインも紹介しました!