抹茶スイーツが嫌い|抹茶マカロンがまずいと思う人におすすめのスイーツ

「マカロンは好きなのに、抹茶マカロンだけはまずい・重い・えぐい」と感じる人は少なくありません。
その違和感には、単なる好みではなく抹茶の成分とマカロンの構造がぶつかりやすい理由があります。

本記事では、抹茶マカロンがまずく感じられやすい食品科学的な背景をわかりやすく整理しつつ、
同じマカロンの食感や華やかさはそのままに楽しめるショコラ&フルーツ系マカロンを紹介します。

抹茶マカロンとは?特徴と製法をやさしく解説

抹茶マカロンとは、アーモンド粉・卵白・砂糖で作るフランス菓子「マカロン」に、
抹茶粉末を加えたシェルや、抹茶入りガナッシュ(またはバタークリーム)を合わせた
“和×仏”のフレーバーマカロンです。

マカロンは高糖度のメレンゲ生地にアーモンド風味が重なるお菓子で、
中のフィリングにはホワイトチョコ・生クリーム・バターなど高脂肪素材が使われます。
このフィリングに抹茶を混ぜることで、
独特のほろ苦さ・渋味・緑色の見た目が加わり、華やかな和風アレンジとして人気があります。

ただし、抹茶にはカテキン(渋味成分)テアニン(旨味)
そして香り成分が多く含まれるため、
砂糖と脂肪が多いマカロンの構造とは味のバランスが非常にシビアになる特徴があります。
この“相性問題”が、後述する「抹茶マカロンがまずく感じられる理由」に強く関わります。

なぜ「抹茶マカロン」がまずく感じられやすいのか

抹茶マカロンが「えぐい」「まずい」「重い」と感じられるのは、
個人の好みだけでなく成分と構造の組み合わせが原因になっている場合があります。

  • 高糖度ガナッシュに抹茶カテキンを混ぜると「甘いのに渋い」味になる
    抹茶粉末にはカテキン(タンニン)やカフェインなどの苦味・渋味成分が多く含まれます。一方、マカロンのガナッシュやバタークリームは砂糖と脂肪が多い配合です。
    砂糖と脂肪が多いと一時的に苦味はマスクされますが、唾液と混ざるうちにカテキン由来の渋味が立ち上がり、「甘いのに後味だけ渋い・えぐい」と感じやすくなります。
    (例:Nakagawa, 1975/Soares et al., 2020)
  • 一口サイズでフレーバーが凝縮されるため、バランスが少し崩れるだけで「くどい」
    マカロンはシェルもフィリングも高糖度・高脂肪で香りが強いお菓子です。一粒が小さいぶん、配合が少し濃くなっただけで、口の中の香りと甘さ・油脂感が一気に飽和し、「重い・口が疲れる」と感じやすくなります。
    一口量や口の中にとどまる時間が違うだけで、香りや味の強さの感じ方が大きく変わることも報告されており、マカロンのような一口デザートではフレーバーバランスが非常にシビアになります。
    (例:de Wijk et al., 2012/Ruijschop et al., 2011)
  • 鮮やかな抹茶色から「本格的な抹茶味」を期待するのに、実際は砂糖と油脂の味が前に出る
    食品の色は、食べる前から味の予想を強くつくることが知られています。濃い緑のマカロンを見ると、多くの人は茶席の抹茶のようなキレのある苦味と旨味を期待します。
    ところが実際の抹茶マカロンは、ベースが砂糖と油脂なので「見た目ほど抹茶の風味がない」「香料っぽい」「甘さだけ重い」といった期待外れが起こりやすく、「まずい」「イメージと違う」という評価につながります。
    (例:Spence, 2015, 2019)

このように、抹茶マカロンが「まずい」「えぐい」「重い」と感じられやすい背景には、
抹茶の渋味成分と、高糖度・高脂肪で風味が凝縮されたマカロンの構造が重なって起こる現象があります。

しかし、マカロンそのものの食感や華やかさが好きな人なら、
抹茶を使わずにショコラやフルーツを主役にしたマカロンを選ぶことで、
同じジャンルのスイーツをより快適に楽しむことができます。
次に、抹茶マカロンが苦手な人でも安心して選べるおすすめマカロンを紹介します。





抹茶マカロンが嫌いな人におすすめマカロン5選(ラデュレ)

本記事では、抹茶マカロンで起こりがちな
「渋味の突出」「甘味・油脂との不協和」「期待外れの風味」を避けつつ、
マカロン本来のサクふわ食感と華やかな見た目を楽しめる
抹茶不使用のマカロン5選を厳選しました。

パリの老舗サロン・ド・テラデュレのマカロンは、
カカオのビター感やベリーの酸味、レモンの爽快感、バニラの甘い余韻など、
素材の香りを主役にしたフレーバー設計が特徴です。
抹茶特有の“えぐみ”を感じにくい構造になっているため、
「マカロンは好きだけど抹茶だけ無理」という人でも安心して選べるラインナップです。

①ラデュレ ナポレオンⅢ ブルーマカロン

深みのあるブルーにナポレオンIII様式の装飾が施されたエレガントなボックス。
中身は人気フレーバーを中心とした12個のアソートで、目上の方へのギフトや特別な日の贈り物に向いています。

②ラデュレ Happy Birthday from Sand

バースデーデザインのボックスに、定番フレーバーと季節限定マカロンを詰め合わせた
ラデュレ Happy Birthday from Sand
9個入りのマカロンセットなので誕生日プレゼントとしてはもちろん、「量は少なめで良いけれどラデュレらしさは欲しい」という人にもおすすめです。

③ラデュレ コフレ・アンタンポレル

ラデュレを象徴するパステルグリーンのボックスに、定番フレーバーを中心にラインナップされたラデュレ コフレ・アンタンポレル。
ラデュレのマカロン12個を詰め合わせたラデュレのスタンダードアイテムがこちら。
「ラデュレのマカロン」を初めて試す人や、自分用のご褒美にちょうど良いボリュームです。

④ラデュレ シャトー・ド・ヴェルサイユ紹介します。

ラデュレの定番人気マカロンのフレーバーと季節限定フレーバーを楽しめるラデュレ シャトー・ド・ヴェルサイユ。
やや大きめの15個入りボックスにマカロンが詰められているためフォトジェニックな仕上がりです。
家族や友人とシェアしたいときや、じっくりマカロンの食べ比べをしたい人に向いているラインナップです。

⑤ラデュレ グルマンディーズ

カラフルなマカロンがぎっしり詰まったラデュレ グルマンディーズ。
マカロンの24個入りボックス仕様の装丁が芸術的です。
グルマンディーズとは食いしん坊という意味ですがマカロンのギフトに付ける名前と思えない可愛らしさですね。

ラデュレのマカロンを全て食べてみたい人や手土産・ギフトとして華やかさを重視したいシーンにぴったりです。

まとめ:抹茶マカロンのえぐさが嫌なら、ショコラや果実でバランスを取ったフレーバーへ

抹茶マカロンの違和感は、高糖度フィリングとの渋味バランス・一口サイズゆえのフレーバー過多・色から生じる期待値ギャップが背景にあります。

抹茶ではなくショコラやベリー、シトロンを主役にしたマカロンなら、
「マカロンの食感は好き」という嗜好をそのままに、ネガ要因を避けることができます。

抹茶マカロンが苦手な人は、無理に抹茶フレーバーに挑戦し続けるのではなく、
自分の舌に合う香りと甘さのバランスを持ったマカロンを選ぶのがおすすめです。


参考文献・資料

  1. Nakagawa, M. (1975).
    Chemical Components and Taste of Green Tea.
    Japan Agricultural Research Quarterly, 9(3), 156–160.
  2. Ujihara, T., Hayashi, N., & Ikezaki, H. (2013).
    Objective Evaluation of Astringent and Umami Taste Intensities of Matcha using a Taste Sensor System.
    Food Science and Technology Research, 19(6), 1099–1105.
  3. Soares, S., Brandão, E., Mateus, N., & de Freitas, V. (2020).
    Tannins in Food: Insights into the Molecular Perception of Astringency and Bitter Taste.
    Molecules, 25(11), 2590.
  4. de Wijk, R. A., Polet, I. A., Boek, W., Coenraad, S., & Bult, J. H. F. (2012).
    Food Aroma Affects Bite Size.
    Flavour, 1, 3.
  5. Ruijschop, R. M. A. J., Boelrijk, A. E. M., de Ru, J. A., de Graaf, C., & Westerterp-Plantenga, M. S. (2011).
    Effects of Bite Size and Duration of Oral Processing on Retronasal Aroma Release Features Contributing to Meal Termination.
    British Journal of Nutrition, 106(9), 1253–1261.
  6. Spence, C. (2015).
    On the Psychological Impact of Food Colour.
    Flavour, 4, 21.
  7. Spence, C. (2019).
    On the Relationship(s) Between Color and Taste/Flavor.
    Experimental Psychology, 66(2), 99–111.