抹茶スイーツが嫌い|抹茶ロールケーキがまずいと思う人におすすめスイーツ
「抹茶は好きなのに、抹茶スイーツが嫌い。
特に抹茶ロールケーキだけは重い・えぐい・まずい」と感じる人は少なくありません。
その理由は、抹茶の渋味成分(カテキン)と、ロールケーキ特有の高乳脂肪クリーム+卵香の強いスポンジ構造が
科学的に相性が難しいためです。
まず、抹茶の主要成分であるカテキンは、乳脂肪と混合すると渋味が複雑化し、
「重たいのに渋い」という独特の違和感を生みやすいことが報告されています
(三浦 2010, Milk Science / J-Stage)。
また、ロールケーキのスポンジに多い卵由来の香り(オボム香)は、
抹茶の青葉香と香りのバランスがぶつかりやすく、
香りの調和が崩れることで「生臭い・粉っぽい」と感じられる場合があることが
スポンジケーキの香気研究から示唆されています
(Pozo-Bayón et al., 2007, Journal of Agricultural and Food Chemistry)。
加えて、消費者調査では苦味・渋味の強い緑茶風味は嗜好性が下がるという傾向が確認されており、
自然とロールケーキのような高脂肪乳製品とは相性が難しくなります
(Lee et al., 2010, Journal of Food Science)。
そこで解決策になるのが、抹茶を使わず乳脂肪の旨みと全体の香りバランスを最適化したモンシェール「堂島ロール」です。
堂島ロールは、乳脂肪分を高くしすぎず軽やかに整えたクリームと、
卵香が突出しないしっとりスポンジの比率が特長で、
カテキンの渋味・青葉香と衝突する要素がありません。
そのため、「抹茶は好きだけど抹茶ロールケーキだけ無理」という人の
違和感ポイント(渋味 × 重さ × 香りの不調和)をすべて回避できる、
食品科学的に理にかなった“代替ロールケーキ”と言えます。
本記事では、抹茶ロールケーキが苦手な理由を科学的に整理しつつ、
堂島ロールやフルーツロールを紹介しています。
また別記事ではさらにより軽い味設計のクラブハリエのお菓子まで、
ストレスなく味わえる「抹茶は好きだけど、抹茶スイーツが嫌いな人に対して抹茶を使わないロールケーキの最適解」を紹介しています。
なぜ「抹茶ロールケーキ」がまずく感じられやすいのか?
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抹茶クリームの油脂量とカテキンがぶつかる
ロールケーキのクリームは乳脂肪が高く、そこに抹茶を多く配合すると、
カテキンの苦味と乳脂肪の口当たりが重なり「重たいのに渋い」味になります。
(三浦, 2010「ミルク成分によるカテキンの渋味抑制効果」Milk Science) -
スポンジ生地の卵香と抹茶香のバランスが難しい
卵香の強いスポンジに抹茶を足すと、卵と青葉香が混じり合い、
一部の人には「生臭さ」に近い印象を与えます。
(Pozo-Bayón et al., 2007「Influence of eggs on the aroma composition of a sponge cake」J. Agric. Food Chem.) -
一口ごとの「濃い部分」が不快感につながる
緑茶風味に関する嗜好研究では、苦味・渋味が強く感じられる部分があると
受容性が下がる傾向が報告されています。
ロールケーキは巻き込み構造のため、抹茶クリームの付き方にムラが出やすく、
一口ごとに風味の強さが変わることで「当たり外れ」のような不快感につながります。
(Lee et al., 2010「Descriptive analysis and U.S. consumer acceptability of green tea samples」J. Food Sci.)
「そもそも抹茶味のお菓子が全般的に嫌い」という方は、
抹茶スイーツが嫌いな人向けの総まとめ記事
も参考になります。
抹茶ロールケーキがまずいと思う人におすすめ|モンシェールの堂島ロール5選
ロールケーキで有名なパティスリー モンシェールから、抹茶抜きでクリームのコクを楽しめるロールケーキを紹介します。
「ロールケーキは好きだけど、抹茶ロールだけ無理」という人が、ストレスなく原点回帰できるラインナップです。
モンシェール ①堂島ロール(プレーン)
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ミルク感の強いクリームとしっとりスポンジの組み合わせ。
抹茶を使わず乳脂肪と卵香のバランスを最適化した、シリーズの基準となる一本です。
②モンシェール 堂島味噌キャラメルチーズロール
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関西万博2025のパビリオンでも提供された堂島味噌キャラメルチーズロール。
チーズと味噌をロールケーキに合わせた個性が際立つ堂島ロール。
抹茶ロールケーキから感じる嫌な渋味ではなく、チーズと味噌キャラメルと言う珍しくもバランスの取れた組み合わせで後味を引き締めます。
③モンシェール 堂島プリンスロール
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カカオの香りをまとったチョコレートクリームを巻き込んだビターな堂島プリンスロール。
「抹茶の青葉香ではなく、ビターなチョコの香りで甘さを引き締めたい」という人に。
④モンシェール 堂島バニラロール白桃
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白桃を使ってアレンジされた堂島ロール。
「季節感は楽しみたいけど、抹茶は外したい」という人にちょうどいい選択肢です。
⑤モンシェール 堂島バニラロール
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バニラロールにクランベリーやフランボワーズをデコレーションした堂島バニラロールデコレーション。
乳味の強い生クリームと酸味の効いたベリー果実の組み合わせは個性の違う甘さが共存しているためペアリングが成立します。
オーソドックスな組み合わせですが濃厚な甘さと酸味のある甘さが同時に味わえ後味よく食べれます。
抹茶のロールケーキをまずいと感じる嫌な味わいに遭遇することはありません。
和菓子・チョコレート寄りの代替案が知りたい場合は、
抹茶チョコが嫌いな人向けの高級チョコレート特集
もチェックしてみてください。
まとめ:抹茶ロールケーキがまずいなら、プレーンのクリームロールで原点回帰
抹茶ロールケーキの違和感は、高乳脂肪クリームとカテキンの相性・卵香との混ざり方・一口ごとの味ムラといった、
ロールケーキ特有の構造に由来します。
抹茶抜きの堂島ロールやフルーツロールに戻せば、「ロールケーキは好き」という前提を活かしながら、
渋味や重さにストレスを感じずに楽しむことができます。
「抹茶そのものは嫌いじゃないけれど、抹茶ロールだけは無理」という人にとって、
堂島ロールは科学的にも納得できる“原点回帰”の一歩となるはずです。
参考文献・資料
- 三浦孝之(2010)「ミルク成分によるカテキンの渋味抑制効果」Milk Science(J-Stage)
- Pozo-Bayón, M.A. et al. (2007). Influence of eggs on the aroma composition of a sponge cake and on the aroma release in model studies. Journal of Agricultural and Food Chemistry.
- Lee, J. et al. (2010). Descriptive analysis and U.S. consumer acceptability of green tea samples. Journal of Food Science.
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