チョコと紅茶は相性が良いです。

組み合わせる時のポイントと注意点さえ分かっていれば、

どんなチョコと紅茶でも美味しく食べれます。

問題はどのチョコとどの紅茶なら美味しい組み合わせが成立するかが重要です。

何故なら、

「チョコは味が濃くて存在感も強いため紅茶と合わせても、

紅茶のフレーバーと繊細な味が消えてしまう。」

と言う事を理由にチョコと紅茶の組み合わせを嫌がる人もいるからです。

 

チョコレートはカカオが持つ苦味と砂糖などの甘味成分に、

植物油脂のコーティングで構成されています。

 

要はこれらチョコを構成する成分の主張に負けない渋みと、

味の濃さを持った紅茶でないとチョコ味に負けてしまうのです。

 

特にチョコはベルギー、フランス、イギリス、オーストリアと言った、

ヨーロッパ発祥の有名ブランドのチョコと、

アメリカ発祥のチョコブランドや国産のチョコ菓子など様々なバリエーションが存在します。

 

紅茶もイギリス産やインド、スリランカなど茶葉の産地によってブランディングされていますが、

チョコみたいに複雑な構造を宿してはいませんね。

 

ですのでどんなチョコとどの紅茶なら相性が良くて美味しく食べれるか?

詳しく紹介していきましょう。




何故チョコと紅茶は相性が良いか?

 

どんなチョコとどの紅茶の組み合わせが良いのかを紹介する前に、

何故チョコと紅茶は相性が良いかを紹介します。

 

最終的にどのチョコとどの紅茶を選べば美味しいかを決めるのはそれぞれの味覚です。

 

ただ、味覚に関しては10人10色なのでこの組み合わせが一番良いとは一概には言えません。

 

ですので誰が食べても美味しいと感じるチョコと紅茶の組み合わせをまずは知っておく。

 

これが一番重要なポイントです。

 

 

 

紅茶に含まれるタンニン

チョコと紅茶に含まれている共通の成分にタンニンがあります。

実はチョコと紅茶の相性がいい大きな理由として、

紅茶に含まれているタンニンの存在が挙げられます。

 

紅茶を飲んだ時に誰もが一度は感じたことがある渋み。

 

この渋みは紅茶に含まれているタンニンから発せられています。

 

タンニンは抗酸化作用があり健康効果がある成分として長らく注目を集めていますね。

 

紅茶を販売するお店やメーカーも売り上げを伸ばすためにタンニンの健康効果をPRする程、

影響力の強い成分です。

 

更にタンニンには抗酸化作用だけではなく油脂分を分解する効果もあります。

 

紅茶とチョコの相性が良い理由まさにこれです

 

濃厚なカカオバターと植物油脂で作られたチョコは口の中へ入れると、

口内の熱でドロドロに溶けて一瞬で甘味が広がります。

 

紅茶が持つ渋みはチョコを食べた後の口の中をすっきり洗い流してくれます。

 

コーヒーやアルコールと一緒にチョコを食べた時とは違い、

紅茶はチョコでネバ付いた口の中をさっぱり感させてくれます。

 

これがチョコと紅茶のマリアージュを楽しむ要素の1つですね。




チョコを食べる時におすすめな紅茶

チョコと相性が良いと言われている紅茶は基本的に3種類です。

 

もちろん自分の好きな紅茶と好きなチョコを楽しむのが一番です。

 

紅茶を飲む人と比べてコーヒーやお酒を体質的に飲めない人は多いです。

 

ですので紅茶とチョコを一緒に食す人はコーヒーやお酒と一緒に食す人より、

割合は必然的に多くなります。

 

そのためチョコと紅茶の組み合わせの選択肢も多くなるため、

選ぶ時に迷わず美味しくチョコと紅茶を一緒に楽しめたらベストですよね。

 

 

アールグレイ

蛇足になりますがアールグレイはベルガモットで柑橘系の香りを付けたフレーバーティー

 

一般的にアイスティーとして提供される紅茶のほとんどがアールグレイです。

 

アールグレイはブレンドした茶葉にベルガモットを人工的に着工した紅茶なので、

産地や茶っぱの種類を意味する紅茶ではありません。

 

また、アールグレイはホットティーにする事でよりベルガモットの芳香を楽しめます。

 

ベルガモットの芳香さを和らげるためにミルクを注いでミルクティーとして楽しめば、

アールグレイのバリエーションが増えますね。

 

 

アッサム

インドのアッサム地方で作られる紅茶アッサム。

 

ダージリンと違いこちらは茶葉の種類の1つです。

 

チャイミルクティーの原料として用いられる事が多い茶葉です。

 

コクが強いのに味はまろやかで渋みや苦味も強くないので、

チョコに合う紅茶に選ばれるのも納得です。

 

 

ウバ

ウバもアッサム同様茶葉の種類です。

 

紅茶として抽出すれば爽快な渋みとウバ特有の香りを楽しめます。

 

アッサム同様ミルクティーとして飲む事をおすすめとしている紅茶ですが、

ウバは世界三大紅茶の1つに加えられている茶葉です。

 

ストレートで味わえば何故三大紅茶の1つに加えられているかその理由がわかるかもしれません。




チョコと紅茶の組み合わせパターン

基本的には紅茶の個性を殺さないチョコを選べば問題ありません。

 

紅茶にも様々な飲み方が存在します。

 

基本的にはホットかアイスかミルクの3パターン。

 

紅茶の香りを生かしたままチョコの甘みを楽しめる組み合わせ方を紹介しましょう。

 

 

アールグレイとチョコ

まずはアールグレイとチョコの組み合わせ。

ウバやアッサム に比べると個性が控え目な紅茶と言うイメージかも知れません。

なのでチョコと合わせるならタンニンの渋さを感じれるアールグレイを選びたいですね。

個性が控え目な紅茶だけにお気に入りの紅茶ブランドを見つけるのもアリですね。

ブラウニーチョコとアールグレイ(ホット)

参照元https://www.dripup.com/

しっとりした食感と時に胸焼けしてしまうくらい濃厚な甘さが特徴的なブラウニーチョコ。

 

ブラウニーチョコを食す時はアールグレイを選んでも相性の良さを実感できます。

 

アールグレイはフレーバーティーなのでアッサムやウバほど渋みを推していない紅茶です。

 

ブラウニーの甘さをすっきり洗い流してくれて口の中を後味良くするなら、

タンニンの濃いアールグレイがおすすめです。

 

フォートナム&メイソンなどのアールグレイを選べばバッチリでしょう。

 

ホットのアールグレイなら芳香をより感じながらブラウニーを味わえますね。

 

 

チョコアイスとアールグレイ(ミルクティー)


参照元https://note.com/

ベルガモットの香りを楽しむアールグレイの飲み方はストレートばかりではありません。

 

アールグレイにミルクを注ぎチョコと組み合わせて楽しむ食べた方も大人気。

 

ジャンナッツのアールグレイはティーバッグなので手軽にアールグレイが楽しめます。

 

ただ、アールグレイの香りをより楽しみたい方はこの限りではありません。

 

手軽にチョコとアールグレイを一緒に楽しみたい方はおすすめです。

 

チョコはもちろん紅茶にも甘さを求めて楽しみたいなら外せない組み合わせ方です。

 

 

アールグレイのチョコとアールグレイ


参照元https://twitter.com/

紅茶はもチョコもアールグレイで満たされたい方におすすめ!!

 

砂糖の代わりにアールグレイのキャンディスをアールグレイに溶かし甘みを加える、

アールグレイ漬けの組み合わせです。

 

アールグレイテイストのチョコが販売され定着している事が、

アールクレイト紅茶の相性の良さを裏付けていますよね。

 

画像のチョコはグリコとウェッジウッドのコラボチョコ。

 

コスパの高い大手製菓メーカーのチョコであればアールグレイとのマリアージュは、

問題なく楽しめるでしょう。

 

 

アッサムとチョコ

参照元https://linktea.jp

アールグレイよりもチョコと合わせやすい紅茶がアッサムです。

細かいことを気にせずチョコと紅茶を一緒に楽しむならアッサムですね。

既にアッサム がミックスされたチョコレートやチョコとアッサム をミックスした、

ドリンクもある事から相性の良さは実証済みです。

チョコの色んなバリエーションに左右されないアッサムとチョコの組み合わせを紹介しましょう。

The Topsチョコレートケーキとアッサム(紀ノ国屋)


参照元https://twitter.com/

しっとりとしたチョコケーキの質感を邪魔せず引き立てくれるのはアッサムの特徴でしょう。

紅茶と一緒にチョコを食べたいけどチョコの旨さはそのまま楽しみたい。

そんな願いを叶えてくれる紅茶はアッサムに備わっています。

風味や渋みというよりコクを感じれる紅茶なので、

カカオ の苦味をより感じたいときにも合わせたいですね。

抹茶チョコとアッサム (ルピシア)


参照元https://ameblo.jp/

抹茶のフレーバーを含んだチョコとも相性が良いアッサム。

安価なチョコは砂糖の甘さが強いので紅茶の種類によっては個性に負けてしまう事もあります。

アッサムはコクや余韻が楽しめる紅茶なので安くて美味しいチョコと合わせても相性バッチリ。

ミルクティーにしてアッサムを楽しむ方も多いですが、

ストレートにする事でよりチョコとのマリアージュが楽しめるでしょう。

ウバとチョコ


参照元https://tea-magazine.net

もしかしたらチョコとの組み合わせパターンが紅茶の中で一番多いかも?

そう思ってしまうくらいチョコに合わせる紅茶といえばウバ。

そうイメージしている人は多いでしょう。

ミルクティーにしてもウバの風味は損なわれない主張の強さも要因ですね。

ブノワ・ニアンのチョコとウバ


参照元https://ameblo.jp/

ウバの渋みに負けないチョコを選ぶとなるとカカオの主張が強いチョコとの組み合わせがベスト。

ベルギー発のチョコ ブノワ・ニアンはカカオ職人のこだわりが存分に楽しめます。

アフリカや中南米で収穫したカカオをそのままチョコレートにしているので、

他のカカオとブレンドせずにコーティングされた味は唯一無二でしょう。

カカオ の苦味も去る事ながらウバ茶の渋みも負けずに味わえる組み合わせ。

高級チョコが好きな方はウバ茶を合わせてマリアージュを楽しみたいですね。

OGGIのチョコレートとウバ

参照元https://tea-magazine.net

東京は目黒にお店を構えるOGGI。

究極のデザートチョコと言うキャッチコピーを掲げているお店なので、

紅茶選びの失敗が許されないチョコレートです。

紅茶なしで食べてももちろん美味しいですがより優雅にチョコを楽しむなら、

ウバのセットは欠かせないですね。

ウバの渋みを合わせても濃厚な甘さがそのまま感じれるOGGIのチョコは、

よりワンランク上のチョコを楽しみたい方におすすめです。




紅茶に合わないチョコはあるのか?

ここまで紹介したチョコと紅茶の組み合わせを見れば、
チョコに合わない紅茶は存在しない様に思えますね。

ただ、中には特定のチョコは紅茶の繊細さが消えてしまうので合わない。

そう思っている方も存在します。

この点についてはそれぞれの味覚や好みがあるので一概に合う・合わないとは言えない部分です。

ではどんなチョコが紅茶と合わないとされているのでしょうか?

トリュフチョコと紅茶

紅茶と合わないとされているトリュフチョコ。

「紅茶の旨味や質感がトリュフチョコの濃い甘さで半減してしまう。」

今までそう感じたことがある方や味にこだわりのある人は気を付けたい組み合わせです。

つまり、トリュフなどチョコレートは強烈な味だが、紅茶はさらっとして弱いので一緒に飲むと味が「水」になる、紅茶が死んでしまう、というのです。
確かに、言われて味を確認すると、チョコレートのあとの紅茶はとても軽く感じます。折角の紅茶の美味しさが半減するということなのですね。

個人の味覚は様々です。

逆に紅茶のテイストが薄くなった方が好きと言う方がいたり、

チョコと紅茶の組み合わせにそこまで気にしないと言う方はスルーして頂いて大丈夫でしょう。

そしてトリュフチョコと紅茶を上手くまとめた組み合わせ方は存在します。

シャルボネル エ ウォーカーのトリュフチョコと紅茶

参照元:https://www.picomico.com/

紅茶の本場といえばイギリスです。

イギリスを代表するチョコといえばシャルボネル エ ウォーカー。

イギリスと言えばスコーンやウイスキーなどのお菓子やお酒のイメージが強いですよね。

シャルボネル エ ウォーカーのトリュフチョコとフォートナムメイソンの紅茶は、

ブリティッシュなひと時が楽しめる組み合わせ。

トリュフチョコが紅茶の良さを消してしまうことはありません。

紅茶とチョコの特徴を選んで組み合わせた好例がまさにこれです。

トリュフチョコと紅茶は本当に相性が悪いのか?

そう疑問に感じていた方にお勧めしたいチョコと紅茶の組み合わせです。

カルディのトリュフチョコと紅茶

トリュフチョコと紅茶の相性が良い組み合わせは他にも存在します。

輸入食品店「カルディ」で主に販売されている「ガバルニー」のトリュフチョコ。

ガバルニーのトリュフチョコにはジャンナッツの紅茶がおすすめ。

共ににカルディが主に販売しているのでカルディへよくいかれる方は、

既に一緒に組み合わせた方もいるのでは?

控え目な甘さが特徴的なガヴァルニーのトリュフチョコ。

オレンジフレーバーのテイストもラインナップに組み込まれています。

紅茶の繊細さや香りを打ち消す事なくチョコの甘さも一緒に楽しめるトリュフチョコです。




あとがき

チョコに合う紅茶としてアールグレイ、アッサム、ウバの3つを紹介しました。

紅茶の種類が3種類だけと言うのは少ない感じもしますが、

紅茶には茶葉を育てる上でシングルエステートとブレンドに分けられる特性があります。

簡単に言うとシングルエステートは単一の農園だけで育った茶葉を収穫した事を言います。

そのため紅茶のよりシンプルで尖った味が楽しめるでしょう。

シングルエステートに対してブレンドの茶葉は常に同じ味が楽しめる製法です。

安定した味を飲める安心感が欲しい方はブレンドの茶葉がいいでしょう。

またチョコレートもカカオ にこだわった職人が作ったチョコや、

いつ食べても同じ味が楽しめるリーズナブルなチョコなど紅茶と似た特徴がありますよね。

チョコの特徴に合わせた紅茶選びの参考になれば幸いです。